今回はリーダーの持つべきマインドについて
考えて「いきたいと思います。


■いつもいい人材がいないなぁと嘆いていた
 私の目に飛び込んできたひとつのことば

リーダーは「今いるメンバーがベストメンバー
である」という覚悟を持て!

この言葉私が考えたものではあり
ません。
ある本に書かれていた言葉です。

この言葉を見たときわたしはある種のカルチャー
ショックを受けました。

それまでのわたしはうちの会社にはいい人材
がいない。
どこかに優秀な人はいないものかとばかり考えて
いました。
今思うと本当にダメなマネージャーだったと思い
ます。


■命がけの戦場において一人では決して戦え
 ない。ただ側にいて戦ってくれるだけでありが
 たい部下の存在。


「マネージャーの基本&実践力がイチから身に
つく本」  小倉広著

この本に以下のようなことが書かれてありました。

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あなたは戦場にいます。

味方はあなたが使えないと嘆いているメンバーが
1人きり。
銃声が鳴り響き、頭上をミサイルが飛び交っています。
近くで手榴弾が爆発し、いつ死ぬかわからない極限
状態-。

深夜。周りは真っ暗で、いつ、どこから敵が出てきて
撃たれるかわかりません。
塹壕を掘って、使えない部下と二人で息を潜めてい
ます。

寝ている間に襲われるかもしれないので、交代で
仮眠をとることにしました。

あなたが寝る番になって3時間後、ハッと目が覚めた
とき、そばにはじっと銃を構えて周囲を警戒している
部下が。
自分は生きている。「よかった~」と思ったとき-。

3時間自分を守ってくれた、使えない部下に対して、
あなたはどう声をかけますか?

「よく守ってくれた。ありがとう」と言いたくなるのでは
ないでしょうか。
「おまえ、使えないよ」なんて言う人はいないでしょう。

本当に生きるか死ぬかの戦いをしているとき、部下
が使えるとか、使えないといった発想ではなく、部下
の存在そのものがありがたくなるはずです。

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■①現実を受け入れること②人の可能性を信
 じること。この2つの覚悟ができたときリーダー
 は真の信頼関係が構築でき無限の力を発揮
 することができる


自分の部下のダメさ加減を嘆くマネージャーは
多いです。
嘆けば嘆くほど部下が成長してくれれば、いくら
でも嘆いていればいいのですが現実はそうはいき
ません。

わたしの周囲にも部下の能力を嘆く人は多数いま
す。
そんなときいつもわたしは「今いるメンバーがベス
トメンバーだと思え!」というアドバイスを送ります。

ダメだと思われる部下が超エクセレントな人間に
なることは難しいかもしれません。

しかし①部下の今の能力・成果の現実を受け入
れ、②部下の可能性を信じ教育を継続していくこ
とで必ず花開くとわたしは信じています。

1年、3年、5年かかるかもしれません。
しかしその人を信じサポートしていくこと。

これは本当に勇気がいることだし、根気も必要
です。

しかしマネージャーにはこうした能力も求められ
るのと思います。

変わるべきは部下ではなく、実はマネージャーで
ある自分自身である!
心の底からそう思うことができたとき、真のマネー
ジャーへの扉が開くのだとわたしは思います。